肌に色素を注入するアートメイクに対して、
あまり良い印象を持っていないという人がいたとしたら、その原因は何でしょうか?
もしかすると、一度肌に色を注入したら一生消えることはないと思っているのかもしれません。
しかしそれは大きな勘違いであり、刺青と混同している可能性があります。
刺青とアートメイクは色素のもととなる物質を肌に注入するという点は一緒ですが、
色素を打ち込む肌の層に違いがあります。
アートメイクは比較的肌の浅い層に色素を注入するので、数年経つと色が落ちることもあるのです。
自然に消えることもあるアートメイクは除去手術でもとの肌に近い状態に戻すことも出来ます。
今回はアートメイク除去手術の様々な方法について詳しく見ていきましょう。
アートメイク除去の手術でよく用いられるのがレーザーです。
こちらは、黒子やシミといった色素沈着を取り除く美容整形と似通ったレーザーを当てることで、
肌に打ち込んだ色素を消していくことになります。
注意点としては、レーザーを用いることによる二次性色素沈着が発生するので、
複数回の手術に及ぶのが一般的という点です。
しかし、色素の薄いアートメイクであれば少ない回数の手術で終えられるので、
皆さんのアートメイクに合わせて手術回数を選択してください。
レーザーでのアートメイク除去では、黒に近い色のアートメイクが除去に対象となります。
それ以外の色素を消す際には、除去液を用いることもあります。
肌への負担を考えた場合、除去液は頻繁に利用すべきものではありません。
医師をはじめとした医療スタッフのいるクリニックやサロンで、適正な管理のもと行うようにしましょう。
アートメイクでは肌の色と異なる色素を注入することで、顔の印象を変えることになります。
これを逆手に取ったアートメイク除去の方法が、肌入りの色素を打ち込むというものです。
肌色の色素を打ち込む方法は、アートメイクを消すというよりも目立たなくする効果を狙って利用されます。
レーザーやその他の施術に比べると、手術にかかる時間や期間、
回数が少ないので短期間で手術を終わらせたい人が利用することが多いのです。
アートメイク除去は利用者とスタッフの意思疎通が非常に重要です。
本当は消したくなかった部位を除去してしまっては、せっかくのアートメイクが台無しになってしまいます。
こうした事態を回避するためにも、手術前のカウンセリングを念入りに行っている
クリニックやサロンでアートメイク除去手術を受けるようにしましょう。
どこを消したいのか口頭で説明するだけでなく、写真や画像を用いて
除去手術後のイメージデザインを説明してくれる施設の方が、患者も安心して手術を任せられるのです。